インデックス投資の利回りは何%?|全世界株は25年平均で年7%

インデックス投資の利回りは何%?|全世界株は25年平均で年7%

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投資の話で「年7%」「年5%」という数字をよく見かけますが、それが高いのか低いのか、ふつうなのか、ピンとこないことはありませんか。

じむにーと

年7%って、毎年7%ずつ増えるっていうこと? 預金と比べてどのくらいすごいんだろう。

この記事では、世界中の株にまとめて投資するインデックス(全世界株)と、米国の代表的な指数(S&P500)が、過去に実際どう動いてきたかを、年ごとのデータで見ていきます。数字は2026年10月9日に確認した公式のデータです。

目次

結論:長く持てば年7%前後。ただし毎年は大きく上下する

先に結論を書きます。

  • 全世界株(MSCI ACWI)は、2001〜2025年の25年で、平均すると年約7%増えました
  • 米国株(S&P500)は、1928〜2025年の約100年で、平均すると年約10%でした
  • ただし、毎年7%ずつ増えるわけではありません。全世界株は25年のうち7年がマイナスで、2008年は1年で42%下がりました
  • 持つ期間が長いほど、結果は平均に近づきます。だから「長く・積み立てて・売らずに続ける」が大事です

数字はすべて米ドル建ての配当込みです。日本円で見ると、為替の分だけずれます(後で説明します)。

全世界株は、年ごとにこれだけ上下した

全世界の株に投資する代表的な指数「MSCI ACWI」の、2001年から2025年までの1年ごとのリターンです。

全世界株(MSCI ACWI)の年ごとのリターン
全世界株(MSCI ACWI)の年ごとのリターン

ちょうど「7%」だった年は、1年もありません。+30%を超えた年もあれば、−40%を超えた年もあります。25年のうち、マイナスだったのは7年です(2001・2002・2008・2011・2015・2018・2022年)。

じむにーと

平均7%なのに、1年で42%も下がった年があるんですね。

100万円を持ち続けていたら

では、2000年末に100万円を全世界株に入れて、そのまま持ち続けていたらどうなったでしょうか。

2000年末の100万円を全世界株で持ち続けた場合
2000年末の100万円を全世界株で持ち続けた場合

最初の2年で68万円まで減り、2008年にも90万円まで下がりました。それでも持ち続けた人は、25年後に約558万円、約5.6倍になっています。年率に直すと約7.1%です。

途中で怖くなって売っていたら、この結果は得られませんでした。下がったときにどうするかは、暴落が来たらどうするかにまとめています。

「平均」は、見る期間で大きく変わる

同じ全世界株でも、どの期間で平均を取るかで、数字はかなり変わります。2026年9月末の時点で、MSCIが公表している年率は次のとおりです。

全世界株の年率リターン(2026年9月末までの期間)
全世界株の年率リターン(2026年9月末までの期間)

直近10年は年12%を超えていますが、これは株価が大きく上がった時期だけを切り取った数字です。リーマンショックなどの大暴落を含めた約26年の平均は、年約7.4%です。これからの目安にするなら、大暴落を含んだ長い期間の数字を使うのが安全です。

米国株(S&P500)は約100年で年10%

米国の代表的な500社の株価指数「S&P500」は、もっと長いデータがあります。期間ごとの平均(年率)を計算すると、次のようになります。

期間ごとの平均リターン(年率・配当込み)
期間ごとの平均リターン(年率・配当込み)

S&P500も、約100年のうち26年はマイナスでした。1931年は1年で約44%、2008年は約37%下がっています。それでも、長く見れば年10%前後で増えてきました。

全世界株より米国株のほうが高いのは、この期間に米国の会社が特に大きく成長したからです。ただ、これからも米国が一番とは限りません。どちらを選ぶかは最初の1本の選び方で比べています。

1つの国に集中すると、戻るまで長くかかることもある

日本株は、その「一番とは限らない」例です。日経平均は1989年末に最高値をつけたあと、その値段を取り戻したのは2024年2月で、約34年後でした。配当を含めたTOPIXでも、1989年末の水準に戻るまで約31年かかっています。

1つの国だけに投資していると、その国が長く低迷したときに取り戻せません。世界中に分散する全世界株が「迷ったらこれ」と言われるのは、このためです。

持つ期間が長いほど、結果は安定する

金融庁は、国内外の株式と債券に毎月積み立てた場合の、過去の結果を公表しています(1989年以降のデータ)。

毎月積み立てた100万円が、持った期間でどうなったか(最小と最大)
毎月積み立てた100万円が、持った期間でどうなったか(最小と最大)

5年しか持たなかった場合は、100万円が74万円に減ったこともありました。20年持った場合は、どの時期に始めても元本を下回っていません。金融庁の別の資料でも、20年の長期保有では年率2〜8%に収まったと説明されています。

1年ごとの上下は大きくても、長く持つほど、結果は平均の近くに集まっていきます。

日本円で見ると、為替の影響を受ける

ここまでの数字は、すべて米ドル建てです。日本円で投資する場合は、ドルと円の値段(為替)の動きも加わります。

1ドルが何円だったか(年末)
1ドルが何円だったか(年末)

円安になると、海外の株の円での価値は上がり、円高になると下がります。2012年末の1ドル86円から2025年末の156円まで円安が進んだので、この間に海外の株を持っていた人は、為替だけで円での価値が約1.8倍になっています。

最近の数年、全世界株やS&P500の投資信託が円で見て大きく増えたのは、株価の上昇に円安が重なったためです。これから円高になれば、逆に減る要因になります。

年7%を、どう使えばいいか

ここまでを踏まえると、初心者が覚えておく数字は次のとおりです。

インデックス投資の利回りの目安

全世界株の長期の平均は年7%前後(物価を引く前・米ドル建て)。物価を引くと年5%前後。毎年はプラスマイナス数十%の幅で動く。長く持つほど平均に近づく。

将来の計算をするときは、年3%・5%・7%のように幅を持たせておくと安心です。このブログでも、終身保険は必要か?や貯金と投資の割合は?で、この幅で計算しています。

じむにーと

7%は「毎年もらえる利息」ではなく、「下がった年も売らずに長く持った人の平均」です。

インデックス投資を始めるには

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じむにーと

過去の平均が将来も続くとは限りません。投資は、生活防衛資金を確保したあとの、長く使わないお金で行ってください。

まとめ

  • 全世界株(MSCI ACWI)は、2001〜2025年の平均で年約7%。2000年末の100万円は、25年後に約558万円になった
  • 米国株(S&P500)は、1928〜2025年の約100年の平均で年約10%
  • ただし毎年は大きく上下する。全世界株は25年のうち7年がマイナスで、2008年は−42%
  • 平均は見る期間で変わる。直近10年の年12%は出来すぎで、大暴落を含む長い期間の年7%前後を目安にする
  • 1つの国に集中すると、日本株のように高値を取り戻すまで約34年かかることもある
  • 持つ期間が長いほど結果は安定する(金融庁:20年なら元本割れなし)
  • 円で投資すると為替の影響も受ける
じむにーと

数字の意味が分かれば、下がった年にも慌てずに続けられます。

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参考(一次ソース)

いずれも2026年10月9日に確認しました。

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